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2011/07/18

2011年 牛追い祭の旅

2011年7月9日より1週間の夏期休暇を取得。
今回はスペイン牛追い祭に参加する。
その中で7月15日に参加した牛追い祭が大変印象的であったため、
ブログに残しておく。

2011/7/15
牛追い祭最終日。
朝5時頃に目覚ましを掛け、支度。
3時間ほどの睡眠だったので、ちょっと体がダルい。

ホテルの1階に降りると朝食を準備していた。
パンを2,3個頬張り、いざ街へ。

パンプローナの街までは徒歩30分くらい。
まだ太陽が出てきたばかりで、辺りはほんのり暗い。
道中には、昨晩から飲み続け、ヘベレケの青年や、これから牛に追われに向かう凛々しい紳士まで様々な人がすでに行き交っている。
彼らは一様にして、白と赤のコスチューム。
我々も、昨晩、牛追いコスチューム購入済み。
胸には「I love San Fermin(牛追い祭の正式名)」の文字。

街についたら、まず今回の祭の最終ゴール闘牛場へ。
そして、そこからコースを逆に進んでいく。
街は心なしかピリっとした空気。
昨晩から酔って踊ってな空気とは全然違う。
牛がコースからずれないように交差点にはバリケードが設置され、バーも牛の突進から守るために、シャッターを閉め始める。
街には警察官が警備に勤しみ、救急隊員も待機いている。

歩くこと約1キロ。
緩やかな坂を下ると牛舎があり、報道陣と警察官が囲んでいる。
中を覗き込んでみると、今回の主役、牛が数匹見えた。

「デカい!」
最初に抱いた印象。
前日にyoutubeにて、祭の様子は確認にしていた。
その際はそれほど大きい牛の印象はなかった。
しかし、実物を見てみると、想像のものとは明らかに違う。
その後、少しずつ恐怖が湧きでてくる。

スタートの8時までまだ30分。
スタート地点に続々と人が集まってくる。
地元のヤンチャな兄ちゃんから、何十年も走りぬいてきたオヤジまで様々。
想像していたよりかは年をとった人が多い。
しばらくすると、偉そうなオバ様が何人かを従えて、人集りの中へ入ってくる。
おそらく州知事かなにかだろう。
そのオバ様は通路の上にある凹みに、ろうそくを並べ始める、
牛追い祭の儀式のひとつのようだ。

オバ様が並べ終わったあと、
参加者全員で、並べられたろうそくに向かって同じ歌を3回歌う。
祭の安全を祈ってのものらしい。
何を歌っているのかはサッパリだが、
回を重ねるほどのに気分が高揚しくてる。
牛が追いかけてくる時が刻一刻と迫ってきている。

ちょうど8時になった時、花火の音がする。
祭が開始する合図だ。
坂の下から牛が全速力で走ってくる。
人集りは牛の方へ向かっていくものと、
牛から逃げていくものでモミクチャになる。
その間を牛が全速力で駆け行く。
一瞬の出来事であった。
自分がどこのに向かって逃げたのか覚えていないほど一瞬の出来事。
ただ、牛の大群が一瞬にして横を駆け抜けていった。

動物の獰猛さをマジマジと感じた。
しばらくは放心状態であったが、しばらくして我に返ると
スタート地点から10メートルくらいしか走っていなかった。
自分の足が遅かったのか、そんなモノなのか。



その後、ゆっくりと闘技場まで歩く。
途中、何人かの負傷者を見る。
牛に追いかけられる時に転んだのだろう。
バーはさっそくシャッターを開けている。
祭の参加者は、興奮のままバーに流れる。
バーのテレビには、早速、祭の様子が流れている。
参加者は、食い入るようにそれを見ている。

闘牛場の入り口、つまり、牛追い祭のゴール地点はすでに閉まっている。
観客席用の入り口には人集り。
中に入ってみると、牛一匹に対して50人近くの参加者が闘牛マガイの事を行っている。
素人の闘牛だけに、荒っぽいものだ。
だが、素人だけに、牛にぶつかったり、踏まれたりして、大変エキサイティングなものであった。

20分ほど鑑賞をした後、ホテルに帰ることに。
結局、10時頃に部屋につく。
正味5時間ぐらいしか参加していない祭であったが、大変興味深いものであった。

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